整形・神経科

こんな症状はありませんか?

  • 足を引きずる、または歩行時の異常
  • 活動量の減少や遊びたがらない
  • 特定の部位をなめたり噛んだりする
  • 急なふらつきやバランスの悪さ

よくある病気について

01関節炎

関節炎は、ペットの関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、運動障害を引き起こす状態です。高齢の犬や猫に多いですが、若いペットでも過去の怪我や先天的な関節の異常により発症することがあります。関節炎は、加齢に伴う摩耗、過体重による関節への過度な負担、または免疫系の異常など、様々な原因で起こります。治療には、痛みを和らげるための非ステロイド性抗炎症薬、運動療法、適切な体重管理が含まれます。また、重度の場合には外科手術が必要になることもあります。継続的な管理と飼い主のサポートが、ペットの快適な生活を支えます。

02椎間板疾患

椎間板疾患は、犬や猫の脊椎の椎間板が変性または突出し、神経組織に圧迫や損傷を与えることで痛みや運動障害を引き起こします。特に背中や首の部分で発生することが多く、短足の犬種に多い傾向があります。急性の症状では、突然の痛みや後肢の弱さ、最悪の場合には麻痺を引き起こすことがあります。治療は、症状の重さに応じて安静、炎症を抑える薬物療法、または椎間板を取り除く外科手術が行われます。早期診断と治療が重要で、リハビリテーションが回復をサポートします。

03脊髄損傷

脊髄損傷は、交通事故、高所からの転落、腫瘍などによる外傷や圧迫が原因で脊髄が損傷することにより発生します。症状は損傷の場所と程度によって異なり、運動障害、感覚の喪失、排尿や排便のコントロール困難などがあります。治療は損傷の程度により異なり、軽度の場合は安静と薬物療法で改善を見込めますが、重度の場合には手術が必要になることもあります。治療後のリハビリテーションが、機能の回復を大きく左右します。

治療方法

薬物療法

薬物療法は、痛みを和らげる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド、筋弛緩剤などを使用して、ペットの不快感を軽減し、症状を管理する方法です。また、神経系に作用する薬も用いられ、神経痛や炎症を抑えることができます。薬物療法は、長期的な治療や手術が必要ない軽度から中等度の病態に適しており、ペットがより快適に過ごせるようサポートします。

物理療法

物理療法は、水中歩行、低レベルレーザー治療、電気刺激療法など、様々な方法を用いて行われます。これらの治療は、関節の可動性を向上させ、筋力を回復し、痛みを軽減するのに役立ちます。特に手術後の回復期や慢性的な関節疾患を持つペットに有効で、定期的なセッションを通じて、ペットの運動機能の改善を目指します。

外科手術

外科手術は、脊椎や関節の重大な異常、椎間板ヘルニア、骨折など、薬物療法や物理療法だけでは改善が難しい場合に選択される治療法です。最先端の技術と手術手技を駆使して、ペットの痛みを取り除き、運動機能を回復させます。手術後は、適切なアフターケアとリハビリテーションが重要で、ペットが元の活動的な生活に戻れるよう支援します。

治療の流れ

当院では、最初に詳細な検査を行い、ペットの状態に合わせた治療を開始します。治療の効果は定期的に評価し、必要に応じて調整を加えます。治療完了後も、ペットの健康を維持するため、継続して健康診断を受けることを推奨しています。

STEP01

初めての来院時
最初に、ペットの健康状態全体を把握するため、詳しい問診と身体検査を実施します。問題の原因を特定するために、必要な追加検査を提案することがあります。

STEP02

治療の開始
診断結果に基づき、薬物療法、物理療法、または外科手術など、ペットにとって最適な治療法を開始します。治療はペットの快適さと健康改善を目的としています。

STEP03

治療の評価
治療開始後、ペットの反応を定期的にモニタリングし、治療計画の有効性を評価します。必要に応じて、治療法の調整や追加検査を行うことがあります。

STEP04

治療終了
ペットの状態が改善し、治療目標が達成された場合、治療を終了します。治療後のケアや再発防止のためのアドバイスを行います。

料金表

初診+カルテ登録料 2200円
再診違う科でも一度当院を受診された方はこちらでご案内します 660円
疼痛検査 1100円
整形学的検査 1100円~
神経学的検査 1100円~
レントゲン検査 1枚2750円+読影料1650円
血液検査 採血 550円
CBC 1210円
CRP 1210円
関節液検査 最低3関節から採取の合計11000円
消炎鎮痛剤 1日330円〜

※表示価格はすべて税込です