こんな症状はありませんか?
- 口臭
- 食事を避けるまたは食べるのに苦労する
- 歯茎の出血または腫れ
- 歯の損失
よくある病気について
01歯周病
歯周病は、犬や猫の口腔内の疾患の中で最も一般的に見られます。この病気は、プラークの蓄積とそれが硬化して形成される歯石により、歯茎の炎症、感染、そして最終的には歯の支持組織の破壊を引き起こします。初期段階では歯茎の赤みや腫れ、進行すると歯の揺れや損失に至ります。放置すると、感染が血流を通じて他の臓器に広がり、全身的な健康問題を引き起こすことがあります。治療は、歯石除去と定期的な口腔ケアで進行を遅らせることが可能です。
02歯石の蓄積
歯石の蓄積は、プラークが硬化して歯の表面に固着した状態を指します。歯石はさらにプラークの蓄積を促し、歯周病の原因となります。歯石は自宅でのブラッシングでは除去が難しく、定期的な専門家によるクリーニングが必要です。歯石除去は、歯茎の健康を保ち、歯周病の進行を防ぐ効果があります。早期の対策と予防ケアが、健康な口腔環境を維持する鍵です。
03口内炎
口内炎は、猫に特に一般的な病状で、口腔内の広範囲にわたる慢性的な炎症を特徴とします。原因は多岐にわたり、免疫系の問題、感染症、歯周病が関連している場合があります。症状には、食事時の痛み、食欲不振、過度のよだれなどがあり、重度の場合は食べ物を全く摂れなくなることもあります。治療は炎症の原因に対処し、痛みを管理し、可能であれば根本的な原因を解決することを目指します。
実際の症例を確認する
治療方法
歯科系の病気治療には、まず口腔内の詳細な検査を行い、プラークや歯石の除去、必要に応じて感染した歯茎や歯の治療を実施します。進行した病状では、抗生物質の投与や外科的介入も検討されます。定期的な健診と家庭での口腔ケアが、健康な口腔環境の維持に不可欠です。
プラークや歯石の除去
プラークや歯石の除去は、ペットの口腔衛生を改善し、歯周病を予防するための基本的な治療です。プラークは毎日のブラッシングで取り除くことができますが、硬化して歯石となった場合は専門の機器を用いたクリーニングが必要になります。この処置は通常、鎮静剤または全身麻酔下で行われ、歯石を機械的に除去した後、歯を磨いて滑らかに仕上げます。定期的なプロによるクリーニングは、ペットの歯を健康に保つために重要です。
歯茎や歯の治療
歯茎の感染や炎症、歯の損傷が見られる場合、適切な治療が必要です。歯茎の問題では、深いクリーニングや、場合によっては感染部分の外科的な除去が行われます。歯の損傷や腐敗がある場合には、抜歯や根管治療が選択されることもあります。これらの治療は、ペットの痛みを和らげ、さらなる口腔内の問題を防ぐために行われます。
抗生物質の投与や外科治療
進行した歯科疾患や重度の感染がある場合、抗生物質の投与や外科治療が必要になることがあります。抗生物質は、感染を抑制し、手術前後の感染リスクを減少させるために用いられます。外科治療には、抜歯や歯茎の修復、場合によっては腫瘍の除去などが含まれ、ペットの口腔衛生と全体的な健康を改善することを目的としています。これらの治療は、ペットが快適に食事をとり、健康的な生活を送るために重要です。
治療の流れ
当院では、初診でペットの口腔状態を丁寧に評価した後、個別の治療計画を立てて治療を開始します。治療中はペットの快適さを優先しながら、定期的に効果を確認し、必要に応じて治療法を調整します。治療完了後は、ペットの口腔健康を維持するためのアドバイスを提供します。
STEP01
初めての来院時
最初に、ペットの全体的な健康状態を把握するため、詳しい問診と口腔内の検査を行います。これにより、歯科的な問題の有無や治療が必要かどうかを評価します。
STEP02
治療の開始
診断に基づき、プラークや歯石の除去、必要に応じて歯や歯茎の治療を含む治療計画を立て、治療を開始します。治療はペットの快適さを考慮しながら進められます。
STEP03
治療の評価
治療の途中及び終了後には、治療の効果を評価し、ペットの口腔内の健康状態の改善を確認します。必要に応じて、治療計画の調整を行います。
STEP04
治療終了
治療目標が達成され、ペットの口腔内が健康な状態になったことを確認した後、治療を終了します。定期的な口腔ケアと予防の重要性について飼い主様にアドバイスを提供します。
料金表
初診+カルテ登録料 | 2200円 | |
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再診違う科でも一度当院を受診された方はこちらでご案内します | 660円 | |
歯磨き処置 | 550円 | |
歯科検診 | 2750円 |
※表示価格はすべて税込です