こんな症状はありませんか?
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- 腹部の膨張や痛み
よくある病気について
01胃腸炎
胃腸炎は、犬や猫の消化管における一般的な疾患で、胃や腸の炎症によって特徴づけられます。この病気はウイルス、バクテリア、寄生虫の感染、食品の不耐性、毒素の摂取、ストレスなど、様々な原因によって引き起こされることがあります。症状には、反復する嘔吐、水っぽいまたは血性の下痢、食欲不振、脱水、体重減少が含まれ、重症の場合は命に関わることもあります。診断は通常、臨床症状、獣医師による身体検査、必要に応じて血液検査や画像診断により行われます。治療は原因に応じて変わりますが、一般的には水分補給療法、抗生物質、寄生虫駆除薬、消化を助ける食事療法などが含まれます。
02膵炎(すいえん)
膵炎は、膵臓が炎症を起こし、消化酵素が膵臓内で活性化して膵臓自体を消化し始める状態を指します。これにより、激しい痛みと他の臓器への損傷が引き起こされることがあります。症状は非常に変動し、軽度から重度までさまざまですが、嘔吐、腹部の痛み、食欲不振、ぐったりするなどが典型的です。膵炎の原因には高脂肪の食事、薬剤、代謝異常、腹部外傷などがあります。診断は血液検査、超音波検査、場合によってはCTスキャンによって行われます。治療は通常、入院と点滴による輸液治療、疼痛管理、場合によっては抗生物質や低脂肪の食事療法が含まれます。
03腸閉塞
腸閉塞は、腸が部分的または完全に塞がれる状態で、消化物が通過できなくなる重大な状態です。原因には、異物の摂取(玩具、骨、糸など)、腸捻転、腫瘍、腸内の狭窄があります。症状には、反復する嘔吐、食欲不振、腹部の膨張、排便の欠如または困難、急激な体重減少が含まれます。この状態は生命を脅かす可能性があり、迅速な診断と治療が必要です。診断は身体検査、X線、超音波検査によって行われます。治療は通常、外科手術で閉塞を解除し、必要に応じて腸の損傷した部分を除去します。手術後は綿密な監視とサポートケアが必要となることが多いです。
実際の症例を確認する
治療方法
消化器科系の病気治療は、症状の原因を特定した上で、内科療法(薬物治療、食事療法、液体補給)や必要に応じて外科手術を行います。治療の目的は、症状の緩和と栄養状態の改善、さらなる健康問題の予防にあります。
内科療法
内科療法は、手術を伴わない治療方法で、薬物による治療、特別な食事の提供、液体療法を中心に行います。目的は、症状を緩和し、ペットの快適さを向上させることにあります。抗生物質で感染を抑える、消化を助ける食事で胃腸の負担を減らす、脱水を防ぐための液体補給など、病気の原因や症状に応じた様々なアプローチが取られます。これにより、ペットの回復をサポートし、健康状態の改善を目指します。
外科療法
外科療法は、内科療法だけでは解決できない消化器系の問題に対して行われる手術を指します。異物の摂取、腸閉塞、腸捻転などが原因で、腹部に物理的な介入が必要な場合に選択されます。手術により、異物を除去したり、損傷した組織を修復・除去したりして、ペットの消化器系の機能を正常に戻します。外科手術は、ペットの生命を救う重要な選択肢となることがあり、状況に応じて最善のケアを提供します。
治療の流れ
当院では、ペットの健康を第一に考え、最初の診察から丁寧に寄り添います。治療はペットの回復を見守りながら進め、改善を確認できたら、次は健康を守るためのアドバイスと定期的なフォローアップを心がけています。
STEP01
まずは、症状の確認と全身状態の把握を行います。問診と基本的な身体検査を通じて、ペットの健康状態を評価します。
STEP02
診断結果に基づき、最適な治療プランを立案。内科療法や外科療法など、ペットにとって最良の方法で治療を開始します。
STEP03
治療の効果を定期的に評価し、必要に応じて治療計画の調整を行います。ペットの回復状態に合わせて、最適なケアを継続します。
STEP04
治療目標の達成後、治療を終了します。最終的な健康チェックを行い、今後の健康維持のためのアドバイスをお伝えします。再発を防ぐための定期検診もおすすめします。
料金表
初診+カルテ登録料 | 2200円 | |
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再診違う科でも一度当院を受診された方はこちらでご案内します | 660円 | |
整腸剤や下痢止めなどの内服 | 1日165円〜 | |
注射 | 下痢止め | 1210円 |
吐き気止め | 2200円〜 | |
血液検査症状により検査を追加するかご相談させてください | 採血 | 550円 |
CBC | 1210円 | |
生化学検査1項目 | 605円 | |
CRP | 1210円 | |
超音波検査 | 2200円~5500円 |
※表示価格はすべて税込です