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木下ごんたくん アレルギー性皮膚炎

こんにちは、熊谷市の森の樹どうぶつ病院と江南森の樹どうぶつ病院です!

今回のMVPはアレルギー性皮膚炎での治療を頑張ったごんたくんです。

木下ごんたくん フレンチブルドッグ 6ヶ月齢

食物アレルギー

食物アレルギーとは特定の食材(食物アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こし、皮膚の痒みや下痢などを引き起こします。1歳未満に発症することが多いと言われていますが、中高齢での発症/悪化もあります

 

ゴンタくんは下痢を主訴に来院されました。

ジアルジア感染が認められたため駆虫を行い、消化の良いフードとして消化器サポートパピーにフードを変更した結果、下痢は改善しました。

しかし、フードを変更して少ししてから皮膚を痒がり始めました。

皮膚の感染症はなく、食事変更以降に強い痒みを主体とする症状が出はじめたことから、食物アレルギーを疑いました。消化器サポートパピーに含まれる食材が入っていないファルミナにフードを変更し、痒みと炎症を抑えるためにステロイド使用しました。

痒みは軽減しましたが、ステロイドを減らすと痒みのコントロールが出来なくなってしまうため、サイトポイント(ロキベトマブ)を併用しつつアレルギー検査を行いました。

アレルギー素因が強い子ほど、数値が低くても症状を引き起こす可能性が高くなります。

検査結果から、ファルミナにもアレルギーを起こす可能性のある食材が入っていたので、さらにフードを変更しました。

サイトポイントの併用により痒みはなくなり、ステロイドは休薬。現在はサ痒みもなく、皮膚もきれいになりました。皮膚を掻きこわしてしまうほどの痒みがなくなり良かったです。今後はアレルギーを起こさない食材を探しながら、食べられるフードやおやつを増やしていこうね。