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関節炎について
2025.03.12/ 疾患ブログ

こんにちは、熊谷市の森の樹どうぶつ病院と江南森の樹どうぶつ病院です!

「最近、うちの子が歩きたがらない…」「ジャンプしなくなった…」

そんな変化を感じたことはありませんか?

ワンちゃんや猫ちゃんの関節炎は、加齢や肥満、遺伝的な要因などによって発症し、

進行すると歩行困難や慢性的な痛みにつながることがあります。

特に関節炎の初期段階では「ちょっと歩きにくそう」「お散歩の距離が短くなった」など、

見逃しやすいサインが多いです。

どうぶつ達は言葉で「痛み」を伝えることができません。飼い主様が愛犬の「痛み」に気付いてあげないと、知らず知らずのうちに病気が悪化してしまう場合があります。

この記事では、関節炎の症状・原因・予防策を詳しく解説し、飼い主様が今すぐ実践できる健康管理法をご紹介します。

「うちの子、大丈夫かな?」と感じたら、ぜひ最後までお読みください!

■ワンちゃんや猫ちゃんの関節炎とは?定義と症状のチェックリスト

①関節炎とは?

関節炎とは、関節の軟骨がすり減ったり、炎症を起こしたりすることで痛みや運動障害を引き起こす病気です。

特に、股関節・膝関節・肘関節・脊椎などの部位に多く発生し、

進行すると「変形性関節症(関節の形が変わってしまう病気)」につながることもあります。

関節炎の初期症状を見逃さない!チェックリスト

犬や猫は痛みを隠す習性があるため、飼い主様が異変に気づきにくいことがあります。

動物痛みの研究会で紹介せれているチェックリストでチェックしてみましょう

  ☞ 当てはまる場合は、早めに獣医師の診察を受けることをおすすめします!

■関節炎の主な原因とは?

関節炎は、さまざまな要因で発症します。特に、以下のリスクが高い子は要注意です!

 

 1. 加齢による関節の変化: 7歳以上のシニア犬・シニア猫は、関節炎のリスクが高まります!
  年齢とともに
関節の軟骨がすり減るため、炎症が起こりやすくなります。

 2. 肥満による負担増加:体重が1kg増えるだけで、関節への負担は20%増加!
  特に小型犬や猫の場合、
わずかな体重増加でも関節に大きな負担がかかります。

 3. 遺伝的要因

以下の犬種・猫種は関節炎になりやすいと言われています。

 ●関節炎になりやすい犬種
  ・ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなどの大型犬
  ・ダックスフンド、コーギーなどの胴が長い犬種

  ・シーズーなどの小型犬

 

 ●関節炎になりやすい猫種
  ・メインクーン、スコティッシュフォールドなど、関節に負担がかかりやすい体型の猫種

■関節炎を予防・緩和するための方法

 ①適切な体重管理: 適正体重を維持することが関節炎の最大の予防策!

 森の樹どうぶつ病院では理想の体重を元にカロリー計算をし食事やおやつのご提案をさせて頂きます。
  ・食事量を調整し、肥満を防ぐ(獣医師と相談して、適切なフードを選びましょう)
  ・おやつの量を制限する

 ②鍼や光線温熱レーザーで補助療法

  ・疼痛の緩和や血流の改善を促し炎症を抑える作用が期待できます。

  ※鍼治療とレーザー療法が適応か獣医師の診断が必要になります。

  詳しくはこちらをご覧ください。

  鍼治療について | ブログ | 埼玉県熊谷市の動物病院|森の樹どうぶつ病院

 ③関節に良い栄養素を摂取する

  ・グルコサミン・コンドロイチン(軟骨の修復をサポート)
  ・
オメガ3脂肪酸(炎症を抑える)
  ・
ビタミンC・E(関節の老化を防ぐ)

最近、うちの子の歩き方が変わったかも…?」と感じたら、早めの対策が大切!

森の樹どうぶつ病院では、
関節炎の早期診断・治療
体重管理指導

・鍼や光線温熱レーザーでの補助治療

必要な投薬やサプリメントのご紹介

を行っています。

愛犬・愛猫の健康を守るために、まずはお気軽にご相談ください!