鍼治療について

鍼治療のご案内

当院では西洋医学的な治療を中心としつつ、東洋医学の効果を認めたうえで鍼治療を行なっています。
鍼治療…といわれても、具体的に何をするのかピンと来ない方も多いのではないでしょうか。そこで、簡単にお話ししたいと思います。

①鍼治療ってなあに?

中国4000年の歴史を持つ、中医学(東洋医学)の治療法のひとつです。
身体にある経穴(ツボ)を鍼で刺激することによって、痛みを和らげたり、本来身体が持っているホメオスタシス(状態を一定に保ち続けようとする性質)を回復させ、健康維持、促進をはかります。

②経穴(ツボ)ってなあに?

皮膚の上に存在し、刺激すると身体に何らかの反応が起こるような点です。
人間では現在361のツボがWHO(世界保健機関)によって認定されています。
犬や猫にも人間と同じようにツボがあるのです。

★東洋医学では、人間や動物の体内には縦に太い”経”脈が貫き、経脈から細い脈”絡”が横に伸びて網の目のように張り巡らされていると考えられています。これを経絡といいます。
経絡の中を「気(き)」「血(けつ)」「水(津液:しんえき)」と呼ばれる物質が循環し、経絡上には多くの固有の経穴(ツボ)があります。例えるなら経絡は路線でツボは駅、といったところでしょうか。

③どんな鍼を使っているの?

日本の鍼は鍼治療の本場中国の、いわゆる中国鍼より圧倒的に痛みが少なく、細いのが特徴です。
当院で使用している注射針より、明らかに細いのがわかると思います。

④どんな効果があるの?

当院での治療例として、椎間板ヘルニアの麻痺や痛みの改善や、関節炎による痛みを緩和し、QOLが向上しました。施術時の痛みや副作用が少ない鍼治療は、足腰が衰えてきたシニア犬や猫にもおすすめです。

※オンラインでの相談も可能です。詳しくはこちらをご覧ください。

※その他、鍼治療に関するトピックは下記のURLでご紹介しております。
https://kounnan-morinoki.amebaownd.com/